ちょっとの工夫で、すぐに実践できるバンドル販売で顧客単価アップ。

売上を増やすための手っ取り早い方法は値上げをすることです。今日は、お客様に見えない方法で顧客単価をアップするために、すぐにできるバンドル販売をご紹介します。

バンドル販売は集客にも有効、バーゲンセールの前にご検討ください。

バンドル(bundle)は「束」や「固まり」などの意味があります。飲食店などではセットメニュー、衣料店のフォーマル6点セットや、家電店のパソコン初心者用完全パックなどの名称でセット販売されている、パッケージ商品のことを言います。

なぜバンドル販売がいいのか?というとその理由は以下の3つに集約されます。

【メリット①】多くの商品を売ることができる

セットにすることで販売個数を増やせます。人気商品と在庫品を組み合わせて、在庫処分に使われたりもします。

【メリット②】客単価を上げるため

単品のみで販売するときよりも単価アップが図れますし、上手な組み合わせでお得感を演出すれば、動きの鈍い商品や低価格品を処分することもできます。

【メリット③】在庫管理のコストを下げることができる

在庫状況に合わせてセールキャンペーンなどを作れば、無駄な仕入れや、在庫数を減らせます。このように、バンドル販売には多くのメリットがありますが、注意点もありますので事前に確認しておきましょう。

【注意点①】消費者ニーズを反映させたセット商品を考える

人気の薄い商品や低価格品を上手に取り入れることでセット商品を作りますが、消費者ニーズにマッチしない組み合わせや、まったく不人気のものは敬遠されるので注意が必要です。

【注意点②】利益率を考慮した組み合わせを考える

高額商品と低額商品を組み合わせるというお話がありましたが、収益改善が目標なら、むしろ価格よりも利益率に注目した組み合わせを考えるほうがいいでしょう。

【注意点③】お得感を演出したキャンペーンを考える

セット販売をする商品は、それぞれ単品販売のときの価格とその合計金額を表示して、お得感の演出を忘れずに。

【注意点④】レジ作業でミスがないように

キャンペーンの周知とともに、レジ周りに手順や内容を記載したメモを貼るなど、スタッフのサポートが必要です。

以上のことを考慮しながら、さっそくバンドル販売用のセットを考えてみてください。商品の種類が少ないときはバンドル販売用に単品を増やすことも考えましょう。高単価の商品を考えるいい機会でもあります。顧客単価アップ=値上げという公式を考えがちですが、お客さまにわからないように顧客単価をアップする方法は、いろいろあります。まずは、取り組みやすいバンドル販売に取り組んでみてください。

Ryoukan

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