来店や商品購入のお礼に、お礼メールとはがきのお礼状のどちらを出すべきか?

初めて来店していただいたお客様にお礼状を送るのは、何をおいても実行したいリピーター対策の第一歩です。お客様の再来店率を高め、お店のファンとして長く来店してもらうために、最初にやる仕事がお礼のメールやお礼状を出すことです。

ダイレクトメールの郵便ポスト

メールで回数を稼ぎ、郵送で印象付けるプランをお勧めします。

メルアドがわかっていればお礼メールでもいいのですが、できることなら初回の来店、初回の購入者には、はがきでもいいのでDMの郵送をお勧めします。なぜかって?私の場合、お礼のメールをいただいてもうれしいですが、封書やはがきでお礼状をもらった方がもっと嬉しいからです。あなたはいかがですか?

来店と同時に、または新規購入と同時に、お客様のリストが作れる場合は問題ありません。しかし、それができないビジネスの場合はお願いをして、名刺をいただいたり、アンケートや会員制度に勧誘するなどの方法で、顧客リストを作ることから始めます。

 この名簿を作ることは極めて大切な仕事であるにもかかわらず、忙しさに追われているとついつい後回しになり、次第にやらなくてもよい仕事になりがちです。しかし、顧客リストを整備して普段から活用していないと、暇な時に何も手が打てません。

お客様にお礼状を送る目的は、ご来店やご購入いただいたことへの感謝の気持ちを伝えることです。そして同時に、お礼状を皮切りに経営者の思いやお店のコンセプト、または、従業員のプロフィールなどをご案内をして、お店の情報を共有してもらうことなんです。

定期的にお客様とコミュニケーションを取り、お店とお客様との距離感を近いものにできれば、ファン客になる可能性が高まります。

 今は、どんなビジネスも供給過剰で、よほど印象的な何かがないとお客様の記憶に残らないのが普通です。「おいしかったね。また、こよう!」「心のこもったもてなしをしてもらって、うれしい!」と言っていても、日が経つうちにやがて忘れられてしまいます。

インターネットが普及してから私たちは、押し寄せる情報洪水から身を守るために、本当に必要な情報以外には目を閉じ耳をぐさぐようになっているといわれます。そのため、本当に大切にしなければならないお客さまには、忘れられないために定期的にコミュニケーションをとる必要があるのです。

Ryoukan

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