客単価アップの近道はPOP【実践編】早速、作ってみましょう。
前回は、客単価アップの近道はPOPでというお話をさせていただきました。今回は、だれに対してどのようにご案内をするのかを、少し具体的な例を挙げてご紹介します。多くのレストランでは、店頭のスペシャルボードを使って特別なメニューを紹介しています。このボードには、料理の写真や説明、価格などが掲載されていて、集客に貢献すると同時に注文をしたくなるような刺激を与えます。
一部の顧客は通常のメニューより高額でも、本日のおすすめやシェフのおすすめを選ぶ傾向にあります。このメニューに渾身のエネルギーを注ぐことで、客単価がアップしたり、利益率がアップすることが期待できます。
POPは習うより慣れろ!今日からすぐ始めよう!
POPを使った単価アップの狙いは2つ
飲食店の場合は、単価アップのテーマは2つ「単価の高いものを注文してもらうこと」と「もう1品注文してもらうこと」です。例えば単価アップの場合、
3人以上揃ったら、絶対これ!!
【店長おすすめ!ファミリー満足プレート
ボリューム満点のお得なおつまみセットです。】
★その日によって少し内容が変わります。
これは、使い切れていない食材でオリジナルメニューを創作し、食材のロスを減らしながら単価アップを図る、一石二鳥を狙うメニュー提案です。
もう1品の追加注文のPOPは、料理のトッピングやデザート、ドリンクなどのメニューががおすすめしやすいでしょう。
【少し脂っこいものをお召しあがりになったお客様に
●●●デザートがおすすめ!口当たりがサッパリしますヨ!】
店頭で集客!店内では単価アップ!
店頭に貼る「ポスターや看板、のぼり」などは、新規客の来店を促進する媒体ですが、ポスターはいろいろな状況を想定して、何種類か用意しておくといいでしょう。POPやポスターは、その日の天気や時間のタイミングを見て貼り出すなど、ひと手間加える工夫をすることで、集客や客単価のアップに貢献できます。暑い日、寒い日、雨の日、早い時間、遅い時間、どのタイミングに何をお勧めすれば良い反応が取れるのか、アイデアを練ってみてください。
例えば
【今日は寒いですね~!ちょっとあったまって帰りませんか?懐にもあったかい、一人鍋セット・・寒い日特別価格●●円】
など、
誰に、何を、どのように
POP広告は、手軽に作成できる販促ツールなので、季節や特別なイベントに合わせてすぐに変更できます。季節のおすすめや、開店記念などの特別なテーマを強調して、顧客に期待感のあるタイムリーな提案ができます。
POP広告の制作にあたっては、デザインやレイアウトもおろそかにできませんが、何よりも美味しそうな料理と、魅力あるオファー(提案)であることが大きなポイントです。それをどんなキャッチコピーで注目してもらうか?どんなおすすめ文句でその気になってもらうか?と考えていきましょう。
Ryoukan
併せてお読みください。理解が深まります。