LTV(顧客生涯価値)を決めるリピート率を最大化するには?

NETを使ってビジネスをされている方は、LTV(顧客生涯価値)という考え方を聞いたことがあると思います。LTVは、オンラインビジネスの売上の公式の構成要素として次のように紹介されています。【LD(見込客)X CVR(成約率)X LTV(顧客生涯価値)】
LTV(顧客生涯価値)は、新規集客の広告などの投資額算定に利用できる大切な考え方です。以下にリピーター対策との関連をご紹介します。

「LTVを高めるための具体的なリピーター対策のアイデア」

LTVとは、Life Time Vaiue(ライフタイムバリュー)のことで、顧客生涯価値、または、顧客限界利益といわれるものです。一人のお客さまがあなたのお店で今後どのくらいの金額を使ってくれるかを予測するもので、自分のビジネスのLTVが分かっていると新規集客への投資額を算出しやすくなります。

業種によってお客さまがお店やサービスを利用する期間が違いますが、LTVはお店の努力で高くも低くもなります。LTVが高いという場合は、リピーターが多く長期的にあなたのお店で買い物をしてくれるお客さまが多いということです。それに対して、LTVが低いと、お客さまが一度買い物をしただけで終わってしまい、リピートしていないことになります。

 LTVが低いと常に新規のお客さまを獲得しなければなりませんから、駅前やショッピングセンターなど人通りの多い場所で、流動客を相手に商売できるビジネス以外は成り立たないことになります。では、LTVを高めるにはどうすれば良いかというと、お客さんにリピートしてもらうための対策に取り組む必要があります。

例えば、
1,お客さまが満足できる良いカスタマーサービスを提供すること
2,DMやメールを活用して定期的にお客さまに連絡を取ること
3,割引や販促キャンペーンを定期的に開催すること
4,お客さまに合わせた商品やサービスを提供すること
5,お客さまからのフィードバックをもとに改善を加えること
6,タイムリーに新しい商品やサービスを紹介すること
などがあります。

これらの対策を実施することで、お客さまがあなたのお店でリピートしてくれる確率が高くなり、LTVを高めることができます。LTVが高くなるということは、リピーターが増えてリピート率が高まったりリピート期間が長くなることを言います。一般的に常連客と言われる顧客層のことで、この層が増えるとお店が儲かる体質・儲かる仕組みに変わっていきます。

リピーター対策の目標設定にLTVの数値を利用することができます。仮に1回の利用金額X月の平均利用回数X利用年数が、3000円X1.8回X2年だった場合、利用金額、利用回数、利用年数をそれぞれ10%UPに目標設定をして具体的な販促対策をしていくという方法です。

顧客数が把握できていれば売り上げから顧客単価を算出できますが、利用年数を把握するためには一定の期間データを収集して蓄積する必要があります。いずれにしてもリピーター対策には毎日の記録が欠かせません。利用年数については、最初のうちはおおよそでも構いませんので、LTVの導入に取り組んでみてください。

Ryoukan

併せてお読みください。理解が深まります。