顧客単価をアップする具体的な5つの販促手法
以前に顧客単価の方法は2つと案内しましたが、基本的にはクロスセリングとアップセリングに集約されます。今回はそれに加え、最終的に顧客単価のアップにつながる販促手法5選としてご紹介します。
顧客単価を上げるための基本的な手法とは?
顧客単価をアップする方法はいくつかありますが、その中でも代表的な手法についてご紹介します。
1,クロスセリングとアップセリング
2,リピート販売の促進
3, 商品・サービスのアップグレード
4, バンドル販売(セット販売、パッケージ販売)
5,カスタマイズオプションの提供
1,クロスセリングとアップセリング
クロスセリングは、お客さんに対してその商品やサービスに関連する別の商品を提案することです。例えば、スマートフォンを購入したお客さんに対して、スクリーンプロテクターやケースを追加で購入するようにお勧めすることができます。クロスセルでは、1回の購入での顧客単価がアップし、お客さまの満足度が向上します。
アップセリングは、お客さまにより高価な商品やサービスを提案することです。例えば、基本プランを利用している人に対して、プレミアムプランや特典を説明し、アップグレードすることが挙げられます。アップセリングにより、お客さまの購入金額を増やすことができます。
2,リピート販売の促進
テクニックとしてのリピート促進では、お店や商品に対する顧客の忠誠心を高めることが狙いです。リピート割引や特別な会員特典を提供することで、お客さまは継続的に利用するという動機づけが生まれます。例えば、コーヒーショップで会員カードを発行し、10杯のコーヒーを購入すると次回の1杯が無料になるといったリピート特典があります。
また、美容室で次回の予約をしてくれたら2割引きで利用できるチケットをプレゼントするなど、来店の動機づけをすることによってリピート促進を図ります。どんなビジネスでも応用できる手法ですからぜひ、あなたのビジネスでも取り入れることをお勧めします。
3,商品・サービスのアップグレード
松竹梅のコースやA/B/Cコースのように商品やサービスの選択肢を幅広く準備しましょう。お客さまがより高価なプランやバージョンにアップグレードするように誘導できます。また、追加料金を支払うことで容量を増やすことができるサービスや、トッピングなどのメニューも有効です。プラスのアップグレードオプションを提供することで、お客さまが自分が望むプランを選択できます。
4,バンドル販売(セット販売、パッケージ販売)
バンドル販売とは、複数の商品やサービスをセットにしたり、1つのパッケージにまとめて割引価格で提供する方法です。お客さまにより多くの価値を提供し、高額な買い物を促すことができます。セット販売やパッケージ販売といわれるもので単品を組み合わせて割引価格で提供します。個別に購入するよりもお得感を与えることができます。
5,カスタマイズオプションの提供
お客さまが自分に合うように、商品サービスをカスタマイズできるようにすることで、お客さんの好みに合った最適な提案を行うことができます。例えば、カスタムオーダーの家具や衣料品、自分だけのパソコンを組み立てることができるサービスなど。カスタマイズオプションを提供することで、お客さまにより満足度の高い購入体験をお届けできます。
まとめ
ご案内した5つの顧客単価アップの提案は、お客さまの購入単価を上げるためだけではありません。より高い満足度を提供してお店や商品・サービスへの忠誠心を高めるためにも有効な手段です。お客さまの欲求を大切にして満足させることで、リピート購入や口コミの広がりを促進して、収益の増加とビジネスの成長につなげていきましょう。
Ryoukan
併せてお読みください。理解が深まります。