顧客を失わずに値上げするためのヒント★あなたのビジネスに最適な値上げとは?

こんにちは!忙しいオーナーの皆さん、今日は「値上げ」についてお話ししたいと思います。特に、あなたのお店やビジネスが値上げに対してどう向き合うべきか、考えてみませんか?

まず、値上げって聞くと、ドキッとする方もいるかもしれません。「お客さんが減ったらどうしよう」と心配になるのも当然です。でも、実は一部の業種では、すんなりと値上げができるケースもあるんです。ちょっとした工夫や考え方で、あなたのビジネスでも成功するかもしれませんよ。

値上げをしやすい業種

値上げを実行するための実践的アプローチ

たとえば、価格がネットで簡単に比較できない業種では、値上げが比較的容易です。お客さんがどのように商品やサービスを選んでいるかを考えると、価格だけで判断されにくいからです。例えば、宿泊施設や飲食店、あるいは美容院などのサービス業では、提供する体験や雰囲気が大切で、価格の変更があまり目立たないこともあります。

実体験からの学び

私の知人が、リゾートホテルで働いていたときの話を聞いたことがあります。彼の職場では、赤字が続いていました。皆が一生懸命に働いても、売上が伸びず、経営の話し合いが続いていたそうです。そこで、彼が「主力商品の値上げ」を提案しました。

最初は皆が反対しました。「客数が減るのでは?」と不安に思ったからです。しかし、彼は「お客さんは価格だけでなく、施設や環境、料理の質、おもてなしなどのソフトサービスを重視しているから、大丈夫」と説明し、実行に移しました。結果、客数は減るどころか、逆に増えたんです。売上も利益も上がり、無事に黒字化しました。これは驚きですよね!

あなたのビジネスでの値上げの可能性

さて、あなたのビジネスはどうでしょう?値上げに対する抵抗感はありますか?もしかしたら、思いきった値上げでも、実際にはお客さんの需要にあまり影響を与えないこともあります。値上げは、材料費や人件費が変わらない場合、その値上げ分がそのまま利益に繋がります。

もし値上げを考えるなら、まずは料金表(MENU)を見直してみましょう。

値上げの目的は顧客単価のアップや収益率のアップ

もちろん、価格の変更に対する不安は理解できます。でも、実際には、案ずるより生むが易し。思い切って値上げを実行してみることで、意外な結果が得られるかもしれません。お客さんの反応を見ながら、適切なタイミングや方法で調整することを検討してみましょう。
 

例えば、利益率の高いメニューや注文率の高いメニューを中心に一部の商品を値上げし、逆に値段を下げる商品や取りやめる商品、新たに投入する商品などでメニューを再構成する方法でも、顧客単価のアップや収益率のアップは可能です。これなら【値上げしました】ではなく、【一部のメニューを改定しました】というご案内ができます。

まとめ

値上げは、スモールビジネスにとって一つの大きなチャンスです。あなたのビジネスの特性を理解し、リスクを最小限に抑えながら、新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?お客さんとの信頼関係を築きつつ、収益を上げる方法を模索することは、決して難しいことではありません。

ぜひ、あなた自身のビジネスの状況を振り返り、価値ある価格設定について考えてみてください。きっと、新しい展開が待っているはずです!

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Ryoukan