「お客さまは、どこに行っちゃったんだろう?」と感じたら、見直すべき!顧客リスト活用術

「最近、お客さん減ったなぁ…」
「せっかく来てくれたのに、また来てくれるか分からない…」
そんな不安を感じることはありませんか?
実は、それって、経営者としてまったく自然な感覚です。けれど、そこからどう動くかが重要なんです。今回はすぐに始められる顧客管理の仕方をご紹介します。

お客さまとのつながりを作る

「“待つ経営”から脱却するために、今すぐできる顧客リスト作成法」

江戸の商人が大事にしていた“商売の要”

昔の江戸では、火事が多かったため「火事と喧嘩は江戸の華」とまで言われていました。
そんなとき、江戸の商人たちが火事になって最初に守ったものは何だったか、ご存知ですか?

それは、お金や商品ではなく―「大福帳(だいふくちょう)」でした。

これは、今でいう「顧客リスト」。
商人たちは「お客さんの名前と情報さえ残っていれば、また一からやり直せる」と考えていたんです。

実際、お店が燃えても、大福帳があれば再スタートを切れた。
それくらい、お客様との関係=商売の命綱だったのです。

「待つ経営」から「呼びかけることができる経営」へ

現代の私たちの商売も、実は全く同じです。

「最近、暇だなあ」と思っても、連絡先のわかるお客様がいれば、
「こんなお得なキャンペーンやってますよ!」
「新しいメニュー、出ましたよ!」
と、自分から声をかけることができます。

でも、お客様の連絡先がなければ?
来店を待つしかありません。

顧客リストがない状態で商売をしていると、
リピーターの維持や管理ができず、常に新規顧客の獲得に依存することになります。

もちろん、割引セールやボーナススタンプといったプロモーション活動で集客は可能です。
しかし、重要なのは新規顧客をリピーターに変える仕組みを作り、固定化することです。
そうしないと、集客にかかるコストが利益を圧迫し、結果的にビジネスが成り立たなくなるリスクがあるからです。

飲食店の顧客管理法

顧客リストの収集は、今すぐ始められる

「ウチは飲食店だし、リストなんて集めにくいよ」と思う方も多いでしょう。
ですが、方法はいくらでもあります。

例えば:

大切なのは、「少しでも多くのお客様と“つながるきっかけ”を作ること」です。

集めたリストを、どう活かすか?

「集めたはいいけど、どう活用すれば…?」という方へ。
実は、簡単なメール一通、はがき一通のご案内でも十分効果があります。

さらに、配信のたびに「何人が来店してくれたか?」を記録しておくと、次回からの予測もしやすくなります。

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、顧客管理表を作って①いつ ②何を(メール・はがきなど)を発送 ③問い合わせや来店があった などを記録しましょう。一度しくみができれば、あとは“定期便”のように回していけるようになります。最初のうちはパソコンのEXCEL管理で十分です。

顧客リストは、明日の売上を作る道具

商売をしていると、毎日の業務に追われて「やった方がいいのは分かってるけど、手が回らない…」ということがたくさんありますよね。

でも、顧客リストは「後回し」にしてはいけない最重要項目です。
なぜなら、これは単なるメモ帳ではなく、お客様とつながり続ける「未来の売上の入口」だからです。食材の仕入れや料理の仕込みと同じように、毎日の欠かせない仕事として、一日の業務に組み込んでしまいましょう。

江戸の商人のように、まずは“命綱”を守る。
現代の私たちも、まずはお客様とのつながりを形にして残すことから始めてみましょう。

Ryoukan

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