客単価アップの近道はPOP!あなたのお店の「声」を届けましょう

「POP(ポップ)」という言葉を聞くと、スーパーや大型チェーンの売り場を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ところが実際は、地域のお店や小さな飲食店にこそ大きな力を発揮してくれる販促ツールなんです。

たとえば、居酒屋さんで入口の黒板に「本日のおすすめ」として旬の魚を一品紹介するだけで、その日の売上がガラリと変わります。あるいは喫茶店でレジ横に「+100円でコーヒーのおかわりできます」と小さなPOPを置くだけで、気軽に追加注文してくれるお客さまが出てきます。
ほんの一枚の紙、ほんのひと言の工夫で売上が変わる。これがPOPの大きな魅力です。

販促チラシ、MENU、POP

「お客さまにすすめたいメニューはあるけど、接客でバタバタして声をかけられない」
「スタッフが少なくて、ひとりひとりに丁寧な案内までは難しい」

そんな悩みを解決してくれるのがPOPです。POPは、あなたや店員さんの代わりに“営業マン”として働いてくれます。

飲食店であれば、

  • 粗利益の高いデザートメニュー
  • セットにすると満足度が上がるサイドメニュー
  • 追加で頼んでほしい一品料理

こうした「売りたいもの」「利益につながるもの」をPOPでしっかりアピールすれば、自然に客単価アップが狙えます。しかも24時間文句ひとつ言わず働いてくれるのですから、これほどありがたい味方はありません。

POPのよさは「すぐに作れて、すぐに試せる」ことです。大きな投資も必要ありません。紙とマジックペンがあれば今日からでも始められます。

いくつか具体例をご紹介します。

  • 寒い日には…
    「今日は冷えますね!心も体もあったまる“小鍋セット”はいかがですか?」
    → 温まりたい気持ちに寄り添うと、つい注文が増えます。
  • 雨の日には…
    「雨の日だけの特別サービス!ホットドリンク半額」
    → 雨の中でも足を運んでくださったお客さまの気持ちをぐっとつかめます。
  • 宴会シーズンには…
    「幹事さん必見!飲み放題つきコースでラクラク宴会」
    → 団体予約を引き寄せるきっかけになります。
  • 食後のデザート提案
    「脂っこい料理の後にはさっぱりレモンシャーベット!+300円」
    → ちょっとしたひと言が「もう1品」に繋がります。

こうしたPOPは、その日の天気や時間帯に合わせて入れ替えるのがおすすめです。お客さまの気持ちに“今ぴったり”の提案ができれば反応は確実に変わります。


POPは「気持ちを伝えるツール」

POPを作るうえで一番大事なのは、きれいなデザインや立派な印刷物にすることではありません。もちろん見やすさは大切ですが、それ以上に重要なのは「お客さまに伝えたい気持ち」を込めることです。

  • 「自慢の料理を食べてほしい」
  • 「このセットは本当にお得なんです」
  • 「せっかく来ていただいたから、もう少し楽しんでほしい」

そんな思いを素直に言葉にして書けば、それだけで十分POPになります。大切なのは、伝わるひと言と、美味しそうな料理や魅力あるサービスを並べること。


成功しているお店の共通点

実際にPOPを活用しているお店を訪ねると、いくつか共通点があります。

  1. POPを季節ごとに入れ替えている
    「夏は冷たい麺、冬は鍋物」といった具合に、常に旬を打ち出しています。
  2. おすすめを“限定感”で伝えている
    「本日限定」「数量限定」「シェフの気まぐれ」など、特別感のある言葉を使うと反応がよくなります。
  3. とにかく試してみている
    「これを書いたら売れた」「これは反応が薄かった」と繰り返すことで、お客さまに刺さる表現が磨かれていきます。

ある喫茶店の店主さんは「毎日ひとつPOPを作る」を習慣にしています。最初は手書きでぎこちなかったそうですが、半年もすると文章が自然にお客様の心をつかむようになり、売上が2割以上伸びたといいます。


習うより慣れろ!まずは一枚から

POP作りに特別な資格や技術は必要ありません。もちろんプロのデザイナーに頼めば見栄えは良くなりますが、効果を出すには「スピード」と「タイミング」のほうが大切です。

お客さまは、あなたの店の雰囲気や温かさに惹かれて来てくださいます。POPも同じで、手書きの文字にこそ“味”や“人柄”が伝わります。

「まずは一枚、書いて貼ってみる」
それだけで明日の売上が変わるかもしれません。


まとめ

  • POPは小さなお店にこそ効く販促ツール
  • 人手不足でも、POPが「おすすめ上手」になってくれる
  • 季節や天気に合わせた工夫で反応がぐんと変わる
  • 伝えるのは「気持ち」と「おすすめしたい理由」
  • 習うより慣れることが上達の近道

お客様に「ちょっと頼んでみようかな」と思ってもらえる、その小さな一歩が客単価アップにつながります。まずは今日、紙とペンを用意して1枚作ってみませんか?

POPは、あなたのお店の“もう一人の営業マン”です。あなたの思いを込めたひと言が、お客様の笑顔と売上を両方増やしてくれるはずです。

Ryoukan

併せてお読みください。理解が深まります。

 

商売のヒントはこちらでもご覧になれます。地元の商工会議所を活用しましょう。
◆全国の商工会議所一覧 https://www5.cin.or.jp/ccilist
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