ニッチ(隙間市場)戦略の基本|地域密着ビジネスのターゲットの決め方

商売をしていると、「できるだけ多くのお客さんに来てほしい」と思うものです。
しかし現実は、「みなさん、ぜひどうぞ!」と呼びかけても、ほとんどの人は振り向いてくれません。


なぜなら、自分ごととして感じてもらえないからです。地域ビジネスがニッチ(すき間市場)に絞り込むとき、最初にやるべきことは――
「誰に向けて発信するのか」を明確にすること。つまり、ターゲットを絞り込むことです。
これができると、宣伝もサービス開発も、すべての方向がハッキリしてきます。

ニッチはリッチ

① 無駄のない販促ができる

「誰に伝えたいのか」を決めると、広告の内容や配布場所がしっかり定まります。
例えば「地元の主婦層」ならスーパーの掲示板が効果的ですし、「働く男性」ならコンビニのPOPやLINE広告が合います。
相手を絞ることで、宣伝費のムダが減り、反応率も上がります。

② 商品やサービスの方向性が定まる

ターゲットを意識して企画すれば、自然と「その人にピッタリの商品」が生まれます。たとえば、整体院なら「60代の女性で、膝の痛みを気にしている方」に絞れば、メニュー内容もチラシの言葉も変わります。
“誰に届けたいか”を決めることで、商売の軸がブレなくなるのです。

③ 顧客との関係が深まる

「あなたのために」という姿勢が伝わると、お客様は“信頼”してくれます。
「うちのことをわかってくれている」と感じると、リピーターにもつながります。

お客さまとのいい関係

ニッチ戦略でターゲットを明確にするための3ステップ

ステップ1:地域をよく観察する

まずは、自分の商圏(お店から車で30分圏内など)にどんな人が住んでいるかを調べましょう。
市町村のホームページにある「人口構成」や「世帯データ」を見るだけでもヒントが得られます。

ステップ2:お客様の“声”を集める

アンケートをとるのが難しければ、会話の中で情報を集めましょう。
「どこから来られました?」「何でうちを知ったんですか?」――
たったこれだけでも、ターゲット像が少しずつ浮かび上がってきます。

ステップ3:人物像(ペルソナ)をつくる

最後に、理想のお客様を“ひとりの人物”としてイメージします。
たとえば——

「〇〇市に住む60代の女性。最近、健康に気を使いはじめてウォーキングを始めた。」

このように設定しておくと、チラシやSNS投稿の言葉もスッと決まります。
「○○さん、あなたに話しかけていますよ」という気持ちで発信できるからです。

ニッチ戦略でターゲットを明確にする3STEP

ターゲットが明確になると、商品コンセプトも見える

ターゲットを決めたら、その人が「欲しい」と思う理由を掘り下げましょう。
たとえば「若いママさん向け」のパン屋なら、
・子どもが喜ぶやさしい味
・朝の忙しい時間でも手軽に買える包装
・SNS映えする可愛い店内
このように“お客様の日常”を想像すると、自然と商品や店づくりの方向性が見えてきます。


ありがちな失敗:「ターゲット=みなさん」

特に地域ビジネスでは、「お客さんを限定したら、来なくなるのでは?」という不安があります。
でも実際は逆。
ターゲットを絞るほど、メッセージが刺さる人が増えていくのです。

たとえば、旅館の案内文で——

「皆さまにご利用いただけます」よりも、
「60代のご夫婦に人気の“静かにくつろげる宿”」

このように伝える方が、確実に反応が高まります。
「自分たちのことを言っている」と感じてもらえるからです。


まとめ:ニッチ戦略では、まず“誰に届けたいか”を決めよう

地域のニッチビジネスにとって、ターゲットを明確にすることは「出発点」であり「最強の差別化」です。
「すべての人に」ではなく、「この人に」。
あなたが呼びかけたい“たったひとり”の顔を思い浮かべることから、すべての販促が動き出します。

商売のヒントはこちらでもご覧になれます。地元の商工会議所を活用しましょう。
◆全国の商工会議所一覧 https://www5.cin.or.jp/ccilist
◆中小企業庁支援策チラシ一覧 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/support.html

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