町民運動会にお客さんを集めよう!
町内結成50周年を記念して「町民運動会」を開催することになりました。あなたならどんな方法で町民を集めますか?マーケティングの事例として、一緒に考えてみましょう。
【広告】
まず、広告媒体を使って町民運動会の開催を知らせます。
看板の設置: 主要な通りや交差点に「今度の日曜日は〇〇運動場で●●町内・大運動会」という野立て看板を立てましょう。これにより、通行人やドライバーの目に留まります。
チラシの配布: 地域の学校、スーパーや量販店などにチラシを配布し、住民に直接届ける方法です。(予算があれば町内の全戸に折り込むのがベター)チラシには楽しいビジュアルとともに運動会の詳細情報を掲載しましょう。
【販売促進】
大会が近くなったらチンドン屋さんや宣伝カーなどでイベントプロモーション(販促)を仕掛けます。
宣伝カー: 運動会の案内看板を付けた宣伝カーが賑やかに宣伝することで、街の雰囲気を盛り上げます。これにより、町民の関心を引きつけ、イベントへの期待感を高めます。
SNSキャンペーン: SNSを活用して、フォロワーにイベント情報をシェアしましょう。特に写真や動画を使ったプロモーションは視覚的に訴える力が強く、拡散力も高いです。
【パブリシティ=広報】
パブリシティはメディアに取り上げられることで、信頼性と広範な認知度を得る手段です。
プレスリリース: 地元新聞社やテレビ局にプレスリリースを送付し、町民運動会の情報を提供します。これにより、新聞やテレビのニュースで取り上げられる可能性が高まります。
インフルエンサーの活用: 地域で人気のインフルエンサーやブロガーにイベントを紹介してもらうことで、彼らのフォロワー層にも情報が届きます。
【セールス活動】
セールス活動はイベントの運営を支える重要な要素です出店料の徴収: 運動会の会場に飲食業者を募集し、出店料を徴収します。これにより、イベントの運営資金を確保することができます。
スポンサーシップの募集: 地元企業や商店からスポンサーシップを募集し、チラシなどへの広告スペースの提供や特典を用意します。
【リピート販促】
リピート販促は、将来的なイベントへの関心を高める手段です
優待券の配布: 出店業者に次回開催するイベントへの出店優待券を配布し、長期的な関係を築きます。
顧客フィードバックの収集: 市民からフィードバックを収集し、次回以降のイベント改善に役立てます.
営業目標を達成するために、広告だけではなく販売促進や広報・セールス活動まで、すべての活動を総合的に計画・実施することがマーケティングです。
マーケティングとは?
つまり、マーケティングとは
①理想のターゲット市場(潜在顧客)に、あなたとあなたの商品を知ってもらうこと。
②興味や関心を持ってもらい、好きになってもらうこと(見込み客)。
③信頼してもらい、初回購入を促し(顧客)、その後も長く顧客(リピーター)としてよい関係を築いてもらうこと。
以上の3つを戦略的に実践することです。
多くの人がマーケティングかもしれないと混同している広告や販売促進、セールスなど、それらはすべて戦術(部品)に過ぎません。ですから、マーケティングという戦略(システム)を理解し、総合的に計画・実践すれば収益を増やすことができます。マーケティングのことがよくわかるセミナー教材(PDF)があります。自由にダウンロードしてお使いください。
マーケティングフローチャート
下図は一般的なマーケティングのフローで、ポジショニングの設定から具体的な広告計画までの全体のシステム図です。