食品スーパーの季節イベント、生活催事の販売促進と広告から学ぶ。
食品スーパーの歳時記販促を観察して、自分の店に取り入れてみましょう。食品スーパーは暮らしの歳時記にのっとって品揃えをし、店内の装飾とともにチラシなどで集客をしています。基本的には既存のお客様を飽きさせない工夫なのですが、新規の集客にも有効です。
季節の催事記は、お客さまが納得しやすい企画の理由付けになります。
季節のイベントは全業種共通
年中行事や生活催事、季節のイベントは食品スーパーに限ったことではなく、幅広い業種で活用できるのではないでしょうか?毎月実施するのが大変であれば、春・夏・秋・冬・年末年始という大きな節目のタイミングに、企画を実施することから始めてみてください。
季節のイベント企画と言っても、いざ実施をするとなると簡単ではありませんが、季節ごとの歳時記に合わせてテーマを作れば企画を考えやすいと思います。飲食店の場合は、歳時記にまつわるメニューや、季節のイベントを背景にした食事会・パーティーなどの商品化を考えることができます。歳時記を直接活用できない業種でも、歳時記の関連グッツをプレミアムに使うなどの販促企画が考えられます。
リピーター対策&新規集客
リピート促進をすることが企画の目的の場合は、ハウスリスト(自店の顧客リスト)の中から、ふさわしいと思われる既存客へのご案内(DMや電話)をします。既存のお客さまとはイベントの案内とともに、しっかりとコミュニケーションをとる機会でもあります。
季節の催事記を利用して新規客も集めたいというときは、 キャンペーンの案内を店頭のポスターや看板などで演出をするほか、イベントのボリュームによってはチラシやSNSの広告を検討してもいいでしょう。
参考:暮らしの歳時記
以下に一般的な暮らしの歳時記をご紹介します。
1月: お正月、七草粥・成人式
2月:節分、初午、事始め・事納め、バレンタイン
3月: ひな祭り・桃の節句、ホワイトデー、お彼岸
4月: お花見、エイプリルフール、入園・入学、花まつり
5月:こどもの日・端午の節句、八十八夜、ゴールデンウィーク、母の日、蛍狩り
6月: 衣がえ、父の日、梅雨、夏至、
7月: 七夕、お中元、土用の丑の日、暑中見舞い、暑気払い
8月: 夏休み、夏祭り・花火、山の日、お盆
9月: 防災の日、二百十日、重陽の節句、敬老の日、十五夜、秋祭り
10月: 衣がえ、体育の日、十三夜、紅葉狩り、秋の味覚、ハロウィン
11月: 文化の日、酉の市、七五三、ボジョレーヌーボー、勤労感謝の日
12月: 正月事始め、お歳暮、冬至、クリスマス、年越し
キャンペーンやイベントのアイデアソースとして、季節の歳時記を活用する方法をご紹介しました。これに加えて、自店の開業記念日や新商品・新サービスの発表会、誕生日や〇〇記念日など、お客さまが共感・納得できる理由付けで集客や販促の企画を考えていきましょう。
Ryoukan