小規模ビジネスのマーケティング必要性:オーナーさんが知っておくべきポイント

私の実体験が生かされる業種である小規模のホテルや旅館、飲食店のオーナーさんのために販売促進と広告のヒントをお届けしています。お読みいただいている方の中には業種に関係なく、一人ビジネスのオーナーさんもいらっしゃるようなので、今日は小規模ビジネスのマーケティングについてお話してみようと思います。

 

経営におけるマーケティングの位置づけ

スモールビジネスの経営者必見!効果的な広告はマーケティング発想に基づいて

NETを中心にビジネスを展開されている方は、マーケティングや販促・広告といったワードを目にする機会も多いと思います。マーケティングというと大手企業のもので中小企業、ましてや零細企業には関係ない・・・と、実は昔、私もそう思っていました。ところが、販促や広告を掘り下げていくうちに、中小企業やスモールビジネスこそ、マーケテイングが必要なんだと思うようになりました。

マーケティングとは、手っ取り早く言うと売り物(商品・サービス)を用意して、お客様に買っていただくための「仕組みづくり」をすることです。基本的には大企業もスモールビジネスも一緒です。

 そして、大企業でもスモールビジネスでも、究極の目的はお客様を作って維持することですから、マーケティングの目標は集客に行きつきます。そして、その集客に欠かせないのが販売促進と広告です。

インターネットの普及とともに、広告や販売促進のやり方も変化しています。私は昔の人間なので、インターネットはすごいシステムだなあと、ただただ関心をしていますが、NETの中には無償または少ない費用で広告ができる仕組みもあり、大きな資本がなくてもビジネスができる環境が整っています。

キーワード検索のSEO対策やSNSの投稿を駆使して、ビジネスを構築している方もいるかもしれません。しかし、SEO対策もSNSの投稿もとんでもなく時間がかかります。ほとんどの場合、そこまで時間と労力をかけられないと思いますので、基本的には有償の広告媒体を使うことになります。

広告をする際に、忘れてはならないのが必ず記録を残すということです。仮に成功事例のある広告の手法やツールを購入したとしても、それが自分のビジネスに合っているかどうかは、使ってみるまでわかりません。

周到に準備をして広告を実施したけれど、反応が鈍かったという事例がある反面、キャッチフレーズだけで反応が変わったという事例も、オファーで申込者が増えたという事例もあります。販促や広告に限らず絶対というものはありませんから、見込み客に対してアプローチした広告については、テストを重ねるつもりですべて記録に残しておきましょう。

顧客管理システムなどのソフトが導入されていないときは、集計作業は全て手作業になります。手作業だとあまり細かいところまではできないとしても、キャッチフレーズやオファー(取引条件)、広告の内容、サイズやボリューム、タイミングなど、必要最小限の記録は残しておきましょう。

反応率(問い合わせや資料請求)と1人当り獲得費用
成約率(商品・サービスの購入)と1人当り獲得費用

の費用対効果も忘れず記録してください。

Ryoukan

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