新規集客で終わらせない!リピート対策とセットで利益を育てる小さな商売の知恵
新しいお客様を集めるのは、いつの時代も商売の大きな課題です。
でも、こんな経験はありませんか?
「広告にお金をかけて集客したのに、結局あまり儲からなかった…」
「セールでお客様は来たけど、次に来てくれない…」
――実はそれ、新規集客だけで完結してしまっているのが原因かもしれません。

■ 新規集客のコストは「広告費+割引費+人件費」
新規のお客様を呼ぶには、広告だけでなく、キャンペーンの割引やプレゼントなど、
いろいろなコストがかかっています。
たとえば、
- チラシやSNS広告に3万円
- 割引クーポンで1人あたり500円分
- 新メニュー試食の原価が数千円
これらを合計すると、「1人の新規客を得るために数千円〜1万円かかる」ことも珍しくありません。
つまり**“一度きりのお客様”では赤字になる**ケースが多いのです。
■ 本当の勝負は「2回目以降」から始まる
利益を出すためには、初回来店のお客様にもう一度来てもらうことが欠かせません。
新規集客は「リピートしてもらうための入口」と考えましょう。
たとえば飲食店なら、
「次回予約でデザート無料」「3回来店で特典プレゼント」など、
“次の来店をセットにしたキャンペーン”を組むのが効果的です。
この方法なら、初回の割引を抑えながら、
自然に再来店のきっかけを作れます。

■ 数字で見る「リピート対策の威力」
仮に初回の集客コストが3,000円だとしましょう。
そのお客様が2回目・3回目と来てくれたらどうなるでしょう?
来店回数 | 1人あたりの集客コスト | 利益への影響 |
初回だけ | 3,000円 | 赤字のリスク大 |
2回来店 | 1,500円 | コスト半減 |
3回来店 | 1,000円 | 利益に転化 |
リピートしてもらうたびに、初回にかけた投資が「利益」に変わっていくのです。
つまり、リピート率が高いほど“儲かる体質”になるということですね。
■ 優良顧客が利益の8割を生む
「パレートの法則」をご存じでしょうか?
売上の8割は、上位2割のお客様が作っているという考え方です。
小規模事業でもこれは当てはまります。
リピートを重ねてくれる常連客こそ、経営の柱です。
たとえば宿泊業なら、
「年に2回泊まってくれるご夫婦」や「家族旅行で毎年利用してくれるお客様」など、
少数でも安定した売上をもたらす存在です。
リピーターを増やすことは、
広告費を減らしながら利益を増やす、一番現実的な方法といえます。

■ 新規集客とリピート対策を“セット”で考える
新規集客の段階で、最初から「次回につながる仕組み」を組み込んでおくのがポイントです。
たとえば:
- 次回来店で使える割引クーポンを渡す
- LINE登録でスタンプカード機能を使う
- お礼メールで「次のおすすめ商品」や「予約特典」を案内する
これらを合わせて行えば、“一度きり”で終わらず、自然と関係性が続いていきます。
■ コストを「投資」として回収する仕組みをつくる
リピート率が上がれば、初回の広告投資を確実に回収できます。
すると、次の広告に回す予算も生まれ、
より多くのお客様に知ってもらうチャンスが広がります。
つまり、
「新規客 → リピート客 → 優良顧客」
この流れを作ることが、小さな商売を大きく育てる唯一の道です。
■ まとめ:新規集客は“始まり”、リピートが“利益”
リピート対策は難しいことではありません。
「ありがとう」「また来てくださいね」の一言でも、立派な第一歩です。
広告やキャンペーンの結果を“数字で見える化”しながら、
お客様との信頼を少しずつ積み重ねていくことが、
長く続く商売の秘訣です。
Ryoukan
併せてお読みください。理解が深まります。
◆魅力的な割引クーポンと、効果的な広告宣伝で集客を成功させよう
◆"お得意様を大切に!成功する優良顧客化の販促戦略"パレートの法則を確認してみよう!
商売のヒントはこちらでもご覧になれます。地元の商工会議所を活用しましょう。
◆全国の商工会議所一覧 https://www5.cin.or.jp/ccilist
◆中小企業庁支援策チラシ一覧 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/support.html

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