売れる広告の基本構成は、顧客心理に沿った6つの手順で作ります。
4月までは寒暖の差が激しかったのですが、さすがに5月も後半になると北国の八戸も暖かい日が続いています。さて、販促情報のほかにときどき広告の作り方をご紹介していますが、今日は広告の基本的な構成要素についてご紹介します。広告を成功させるためには、絶対外せない構成要素を抑えておく必要があります。以下に売れる広告の基本構成と大まかな流れを紹介します。
広告成功の秘訣:6つの基本要素を順を追って解説します
1,フック(Hook)またはキャッチフレーズ
フックは広告全体の焦点を決定し、ターゲットを広告の中に引き込むために重要です。興味を引く魅力的なキャッチフレーズやキービジュアルを大きく目立つように冒頭に使用し、読者の注意を引きます。広告を見てもらえるかどうかは、このフックやキャッチフレーズで注意を引き付けられるかどうかで決まります。
2,問題の提示
ターゲットが抱える問題やニーズを明確に示し、共感を喚起します。悩みや問題を具体的に提示することで狙いとするターゲットを特定するとともに、その問題を解決できることを示唆します。例えば、「〇〇県にお住いの60代以上の方で、〇〇の痛みを抱えている方に」など、具体的に呼びかけることができれば狙いとするターゲットを特定して、注意をひくことができます。
3,問題解決の提案
製品・サービスの利点を示し、ターゲットが抱えている悩みや問題を解決できることを説明します。問題が解決されることで、どのような未来が手に入るのかをイメージさせます。手順は①理想の未来が手に入ること、②なぜ、そう言えるのかの理由を言うこと、③すでにそのような実績(証拠や証言)を提示すること、という流れになります。
4,証拠や実績の提示
問題解決の提案が事実であることを、客観的な情報で伝えます。権威者の推薦やマスコミ報道、体験者の声など、効果を裏付ける証拠や実績を提供し、信頼感を高めます。
5,コール・トゥ・アクション(CTA)
理想の未来が、今ならお得に手に入りますなど、具体的な行動を促すためのコールトゥアクション(CTA)を、わかりやすく提示。
1、オファー:取引の条件(商品・サービスのベネフィット、割引やプレミアムなどの特典、返金保証やアフターサービス、クレジットなどの購入方法)
2、行動の呼びかけ(締め切りほか)
3、レスポンスデバイス(提供者、連絡方法ほか)
CTAの3要素は必ずセットでレイアウトしてください。
6,ブランドメッセージ
レイアウトやデザインにも注意を払い、広告全体を通じて商品・サービスが持つコンセプトやブランドメッセージを明確に伝え、信頼感を構築します。これらの要素を組み合わせて、ターゲットに響く魅力的で効果的な広告を作成してください。デザイナーに依頼する場合は、以上のようなポイントを経営者の目で、あなた自身が必ずチェックしてください。
Ryoukan
併せてお読みください。理解が深まります。