究極のリピート促進は、【会員化】でリピーターを固定化して優良顧客を増やすこと。
前回は、リピート促進ツールとして、ポイントカード、スタンプカード、次回来店クーポンの使い方についてお話をしました。
今回は、その販促ツールを利用してリピートしていただいたお客さまに、会員カードをお勧めして優良顧客に育成していくという、ファン化のための販促手法をご案内します。
継続的に来店するリピーターを増やすために、2回目の来店と3回目の来店がとても重要です。
見込み客からリピーターへ
新規のお客様を集めるときは、割引や、プレミアム(おまけ)などの特典で集客をしますので、中には、それだけが目的のお客様もいらっしゃいます。当然、この種のお客様の2回目以降の利用は望めません。
ほかにも
①商品・サービス・接客に不満があった
②不満はなかったが、家族や友人知人のすすめで他に切り替えた
③再利用の気持ちがあってもついつい足が遠のいた、忘れていた
などの理由で2回目の利用がないお客様もいます
その中で2回目のご来店・ご利用があったお客さまを顧客化し、リピーターとして育成していきます。再来店いただいたお客さまは「ご縁」のある大事なお客さまです。次回来店クーポンの代わりに会員カードをお渡ししてすぐに会員になってもらいましょう。
会員特典のアイデア
会員特典は、ビジネスによって、いろいろ工夫されたらいいと思いますが、今回は、私が考えた会員特典のアイデアをご紹介します。
①自己申告の記念日特典(年間3回の記念日を申告)
・お誕生日や結婚記念日、初デート記念日、就職記念日・・・何の記念日でも構わないので、お客様に申告してもらってその日は割引やプレミアムを提供します。(申告のあった記念日はすべて顧客プロフィールに追加)
②会員だけが参加できるお友達紹介割引
こちらは会社やお店の側でお友達紹介ノートを準備して、5人紹介ごとに何かの特典をプレゼントします。(プロが使っている調味料やお店の人気メニューレシピなど)単なる割引やプレミアムだけではないものを考えてみましょう。お店とお客様のコミュニケーションづくりに役立つ情報や、仕掛けを盛り込んでいくことで、お客様と親密になっていくことが狙いです。
まとめ
次回来店クーポンやスタンプカードなどで、ご来店いただいたお客さまを顧客化し、リピーターとして育成していきましょう。会員制度を導入して、定期的にコミュニケーションを図るとともに、季節ごとに、または記念日ごとに、特典を提供して固定化を図ります。新規集客からリピーター化、ファン化を促進して、優良顧客を増やす仕組みができれば経営が安定していきます。
Ryoukan