お客様に届く広告の条件｜３つの軸で分かりやすく伝える方法
管理人こんにちは。地域のスモールビジネスを応援しているRyoukanです。
今日は 「売れない広告の共通点」 と、そこから抜け出すための とても簡単な広告づくりのテンプレート をご紹介します。
前回の「売れる広告の６ステップ」と合わせてお読みください。今回の3つの軸をもとに6ステップで広告作りをすれば、あなたの広告作りの成果が確実に向上します。
売れる広告の作り方
最近はどの業界でも情報があふれ、お客様は常に忙しく、ゆっくり広告を読む時間がありません。
そのため、広告は「分かりやすい」「読みやすい」「今すぐ理解できる」ことが何より大切です。
ところが、実際に相談を受ける広告の多くは…
- いろんなことを詰め込みすぎて結局なにを言いたいのかわからない
- どんな人に向けた広告なのかが曖昧
- どこから申し込めばいいのかが書いていない
という状態になっています。
つまり “広告の軸がぶれている” のです。軸がぶれると、お客様は「自分ごと」として受け取れなくなり、行動にもつながりません。しかしご安心ください。これから紹介する ３つのポイント を押さえるだけで、広告は一気に“伝わる広告”へと変わります。
１：まず「誰に向けた広告か」をはっきりさせる
お客様は十人十色。たとえば「シニア向け」「働くお母さん向け」「地元の飲食店向け」など、狙う相手によって響く言葉がまったく違います。
ターゲットを決めるときは、難しく考える必要はありません。
「この商品を一番必要としているのは誰か？」
「その人はどんなことで困っているのか？」
これだけで十分です。
例：
・温泉旅館なら→「平日にゆっくりしたい50代夫婦」
・飲食店なら→「忙しくて料理に時間をかけられない共働き家庭」
・美容室なら→「白髪に悩み始めた40代女性」
誰に向けた広告なのかが明確になれば、言葉の選び方・文章のボリューム・使う写真まで自然と定まります。ここが広告づくりの“土台”になります。
２：商品・サービスの「メリット」を一つに絞る
売れない広告の特徴に、「メリットをたくさん並べてしまう」というものがあります。
あれもこれも伝えたい気持ちはわかりますが、忙しいお客様にとっては逆効果。
伝えたいことが多いほど、記憶に残ることは少なくなります。
おすすめは “たったひとつ”のメリット（USP）を大きく押し出すこと。
※USP（ユニークセールスプロポジション）とは
USPとは、あなたの商品やサービスが持っている「独自の強み」のことです。簡単に言うと、「競合他社には真似できない、あなた（またはあなたの会社）だけがお客様に提供できる価値は何か？」を明確にしたものです。
例：
・旅館「料理の量より“質”で勝負したい方向けの会席プラン」
・青果店「今日の夕飯が10分で決まる“旬のセット野菜”」
・整体院「肩こりで眠れない方のための“短時間施術”」
「なぜそのメリットが相手の悩みを解決できるのか？」
「同じジャンルの他店と比べて、どこが違うのか？」
ここまで説明できると、お客様の心にスッと入る広告になります。
３：広告の最後には“行動を促すひと言”を必ず付ける
広告には「読んでもらう」だけでは意味がありません。
お客様に 行動してもらってはじめて成果 になります。
広告の最後には、必ず次のような「行動を促す言葉（CTA）」を入れてください。
- 「今すぐ予約する」
- 「まずは気軽にお問い合わせください」
- 「無料相談の空き状況はこちら」
- 「試し読みはこちらから」
ポイントは わかりやすく・短く・今すぐ行動できること。
「限定」「本日まで」「残り３名」などの“ちょっとした背中押し”も効果的です。
行動が書かれていない広告は、目的地の書かれていない地図と同じです。
お客様を迷わせてしまうので、必ず入れるようにしましょう。
まとめ：広告は「軸」が決まれば必ず良くなる
広告づくりの軸は次の３つです。
- 誰に伝えるのか？
- 何が一番のメリットなのか？
- その人にどう行動してほしいのか？
この３つが揃えば、広告のブレがなくなり、短い文章でもしっかり伝わります。
最後に、今日のポイントをそのまま使えるテンプレートにしておきます。
【広告テンプレート】
「これは〇〇でお困りの方が、〇〇によって〇〇できる商品です。
今なら〇〇でお求めいただけます。
お申し込みは今すぐこちらから。」
誰に・何を・どうしてほしいかが一目で伝わる最強の型です。
ぜひあなたの広告づくりに取り入れてみてください。
併せてお読みください。理解が深まります。
商売のヒントはこちらでもご覧になれます。地元の商工会議所を活用しましょう。
◆全国の商工会議所一覧 https://www5.cin.or.jp/ccilist
◆中小企業庁支援策チラシ一覧 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/support.html
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