会員制度・ポイントカード・スタンプカードで常連客を育てる方法
売上30%アップのための販促手法【第5回】リピーターの育成②
一度来てくれたお客様に、何度も選んでもらう仕組みを作ろう
新規集客は売上アップに欠かせません。
しかし、新しいお客様を集めることばかりでは、いつまでも集客に追われることになります。
売上を安定させるには、一度来店したお客様に2回、3回と繰り返し利用してもらうことが大切です。
今回は、これまでの来店促進策と組み合わせた、会員制度やスタンプカードによる
常連客づくりをご紹介します。

1.新規集客から常連客づくりまでを一つの流れに
これまで紹介したGoogleマップ、看板、SNS、紹介キャンペーンなどで来店したお客様を、
一度きりで終わらせない仕組みを作りましょう。
例えば、次の4段階です。
① お店を知ってもらう
Googleマップ・看板・SNS・紹介などで集客。
② 初回来店
商品やサービスを体験してもらい、次回来店クーポンを渡す。
③ 2回目の来店
クーポンを利用してもらい、今度はスタンプカードを渡す。
このとき、最初のスタンプを1個押しておきます。
④ 3回目以降の来店
3回または5回の継続利用で特典を提供し、常連客へと育てます。
「そんなに早く特典を提供して大丈夫?」と思われるかもしれません。
しかし、リピーターは長期的な利益を生み出す大切なお客様です。
初期段階の特典は、その関係を築くための販促投資と考えましょう。

2.ポイントカードとスタンプカード、どちらがよい?
会員制度に大がかりなシステムは必要ありません。
お店の規模や客単価、利用頻度に合わせて選びましょう。
個人経営の喫茶店、美容室、整体院などでは、簡易式のスタンプカードで十分です。
一方、客数が多く、購入金額に幅のある小売店や複数店舗では、
購入額に応じたポイント制度も適しています。
小規模店なら、まずは印刷したカードとスタンプから始めることをおすすめします。
3.スタンプカードは特典までの距離を短く
「10回来店で500円引き」では、特典までが遠すぎるかもしれません。
例えば「3回でドリンク1杯サービス」など、比較的早く達成できる仕組みが効果的です。
2回目の来店時にカードを渡し、あらかじめスタンプを1個押しておけば、次の特典が身近に感じられます。
特典は値引きだけでなく、ドリンク、追加サービス、試供品などでも構いません。
お客様に魅力があり、お店の利益を圧迫しない内容にしましょう。
4.業種別のカード活用例

来店間隔が長い業種では、特典の条件や有効期限を利用サイクルに合わせることが大切です。
5.会員制度は「特別扱い」も魅力
会員制度の価値は、値引きやポイントだけではありません。
- 季節商品や新メニューの先行案内
- 誕生月のプレゼント
- 会員限定イベントへの招待
- 新商品やサービスの優先予約
こうした特典に加え、「いつもありがとうございます」「前回の商品はいかがでしたか?」
という何気ない会話も大切です。
小さなお店ならではの親しみやすさが、常連客づくりにつながります。
6.カードは配って終わりにしない
カードを作っても、お客様に渡さなければ意味がありません。
会計時の声かけを習慣にし、店頭POPやSNSでも制度を紹介しましょう。
また、配布枚数や特典利用枚数を記録し、可能なら2回目の来店率や来店間隔も確認します。
大切なのは、カードの配布数ではなく、実際に再来店していただけたかどうかです。

7.今日からできる5分間の販促実践
まずは3つを考えてみましょう。
- お客様は平均して何日おきに来店するか。
- 何回来店したら、どんな特典を提供できるか。
- 2回目の来店時に、どのようにカードを渡すか。
最初は名刺サイズの簡単なカードで十分です。お客様の反応を見ながら改善しましょう。
まとめ|常連客は小さな仕組みから育てる
新規集客とリピート対策は、売上アップの両輪です。
GoogleマップやSNSなどで集客し、次回来店クーポンで2回目の利用を促し、
スタンプカードで継続利用につなげる。
この流れができれば、一度きりの集客が継続的な売上づくりに変わります。
高価なシステムよりも、簡単なカードとスタッフの一言。
まずは小さな仕組みから始めてみましょう。
次回予告|第6回「お客様との接点を増やすDM・LINE活用術」
次回は、DMやLINE公式アカウントを活用し、季節の商品情報やイベント案内を
届ける方法をご紹介します。
お客様に忘れられないお店になるための、無理のない情報発信を考えていきましょう。
Ryoukan
商売のヒントはこちらでもご覧になれます。地元の商工会議所を活用しましょう。
◆全国の商工会議所一覧 https://www5.cin.or.jp/ccilist
◆中小企業庁支援策チラシ一覧 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/support.html

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