第5回:最後の一押し!行動を促すCTA(コール・トゥ・アクション)
「このチラシ、いいな。」
そう思ってもらえたとしても、お客様が実際に行動してくれなければ、
残念ながら売上にはつながりません。
どれほど魅力的な商品やサービスを紹介しても、
「その後、どうすればいいのか」
が分かりにくいチラシは、そこで終わってしまいます。

チラシの目的は、読んでもらうことではありません。
電話をかけてもらうこと。
予約してもらうこと。
来店してもらうこと。
つまり、「行動してもらうこと」です。
この「行動を促す呼びかけ」を、マーケティング用語で
CTA(コール・トゥ・アクション)と呼びます。
難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば、
「次に何をしてほしいかを、分かりやすく伝えること」
です。
今回は、お客様の背中を優しく、
しかし確実に押すCTAの作り方をご紹介します。
CTAを成功させる3つの絶対条件

① 魅力的な「オファー(取引条件)」を用意する
「ご興味のある方はお問い合わせください。」
この一文をよく見かけますが、実はこれだけでは、
お客様はなかなか動きません。
なぜなら、お客様は忙しいからです。
「今じゃなくてもいいか。」
「また今度考えよう。」
そう思った瞬間、チラシは忘れ去られてしまいます。
そこで必要なのが「今、行動するメリット」を用意すること。
例えば、
・チラシを見た方限定!初回体験500円
・無料見積もりをご依頼の方に、
お掃除ハンドブックをプレゼント
・ご来店先着20名様に粗品進呈
・初回相談60分無料
などです。
大切なのは、お客様に「今動いたほうがお得だ」
と思ってもらうことです。
高価なプレゼントである必要はありません。
Pちょっとした特典でも十分に効果があります。

② 「締め切り」と「限定性」を明確にする
「いつでもどうぞ。」
一見、親切な言葉に聞こえます。
しかし、実際には「急がなくてもいい」
というメッセージになってしまいます。
人は不思議なもので、
期限がないと後回しにしてしまう生き物です。
だからこそ、締め切りや限定性を伝えることが重要です。
例えば、
・〇月〇日(土)17時まで
・先着15名様限定
・限定30セット、なくなり次第終了
・今月末までのキャンペーン価格
などです。
もちろん、実際には存在しない限定数を作るのは避けましょう。
大切なのは、誠実で本当の条件を伝えることです。
お客様に「今、決めよう」と思ってもらうための
きっかけを用意してあげるのです。

③ 迷わせない「レスポンスデバイス」を整える
せっかく「申し込もう」と思ってもらっても、
「どうやって申し込めばいいんだろう?」
と迷わせてしまうと、その場で離脱されてしまいます。
申し込み方法は、できる限りシンプルにしましょう。
電話の場合
電話番号は大きく、見つけやすく表示します。
さらに、
「『チラシを見た』とお電話ください」と添えるだけで、
お客様は安心して電話をかけやすくなります。
受付時間も忘れずに記載しましょう。
WEBの場合
QRコードは小さすぎると読み取りにくくなります。
スマートフォンで簡単に読み込めるサイズで掲載し、
リンク先はできればチラシ専用のページを用意しましょう。
「何を申し込むページなのか」がすぐ分かることが大切です。
店舗の場合
地図は意外と重要です。
住所だけでは分かりにくいこともあります。
「〇〇交差点の角」
「青い看板が目印」
「スーパー〇〇の隣」
など、視覚的な情報を加えると来店しやすくなります。
鉄則は「考えさせない」こと
ここで覚えておいていただきたい大切なポイントがあります。
それは、お客様に考えさせないこと。
ということです。
「どこに電話するの?」
「いつまでなの?」
「何が特典なの?」
「どう申し込めばいいの?」
こうした疑問が一つでも生まれると、
行動率は大きく下がってしまいます。
チラシを作るときは、
「幼児でも迷わず申し込めるくらい親切か?」
という視点で見直してみてください。
申し込み方法が分かりやすく、特典が魅力的で、期限も明確。
そこまで整って初めて、お客様は安心して行動できます。

今回のまとめ
今回のポイントを整理しましょう。
■ CTAとは「次に何をしてほしいか」を明確に伝えること
■ お客様が動きたくなる魅力的なオファーを用意する
■ 締め切りや限定性で行動のきっかけを作る
■ 電話・WEB・地図など、申し込み方法を分かりやすくする
■ お客様に「考えさせない」ことが最大のコツ
どれほど素晴らしいチラシでも、
最後の一押しがなければ成果にはつながりません。
CTAは、売り込みではなく
「お客様が行動しやすいように道案内をすること」です。
ぜひ、あなたのチラシの最後を見直してみてください。
その一文、その電話番号の見せ方、
そのQRコードの配置を少し変えるだけで、
反応率は大きく変わるかもしれません。
次回はいよいよ最終回。
「反応を改善し続ける方法」をテーマに、
配布後の効果測定とチラシ改善の考え方について解説していきます。
【売れるチラシ作り】7STEPシリーズ
第1回:読者(経営者)の心を動かす!売れるチラシ「4つの下準備」
第2回:ターゲットの絞り込み方ー「誰に」を明確にする分析術
第3回:0.5秒で心を掴む!「最強のヘッドライン」の作り方
第4回:「怪しい」を「欲しい」に変える!信頼獲得の演出術
第5回:最後の一押し!行動を促すCTA(コール・トゥ・アクション)
第6回:迷わせない構成ー売れるレイアウトの黄金ルール
第7回:デザインの3大チェックポイントー「出口」へ導く仕上げ術
Ryoukan
商売のヒントはこちらでもご覧になれます。地元の商工会議所を活用しましょう。
◆全国の商工会議所一覧 https://www5.cin.or.jp/ccilist
◆中小企業庁支援策チラシ一覧 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/support.html

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