店頭POP・看板で入店率を上げる方法

【売上30%アップ・第3回】

店頭看板

お店の前を通る人を「お客様」に変える店頭販促

あなたのお店の前を、毎日何人くらいの人が通っているでしょうか。

その中には、

「こんなお店があったんだ」
「ちょっと気になる」
「今度入ってみようかな」

と思いながら、そのまま通り過ぎている人がいるかもしれません。

せっかくお店の前まで来ているのに、入店してもらえない。
これは見方を変えると、広告費をかけなくても新しいお客様を増やせる可能性があるということです。

売上30%UPシリーズ第3回は、店頭POPやA型看板を使って、
通行客を入店につなげる方法を考えてみましょう。

通行客は「何のお店か」を一瞬で判断している

初めてのお店に入るとき、お客様は意外と不安を感じています。

「何を売っているお店なのか」
「自分が入っても大丈夫なのか」
「価格はいくらくらいなのか」
「どんな人が利用しているのか」

こうしたことが分からないお店は、興味があっても入りにくいものです。

反対に、店頭を見ただけで、
「ここは自分に合いそうだ」
と感じてもらえれば、入店のハードルはぐっと下がります。

つまり、店頭POPや看板の役割は、単に店名を知らせることではありません。

「あなたに、こんな商品・サービスを提供しているお店ですよ」
と伝えることなのです。

店頭でのお客さんの行動

看板で伝えることは「全部」ではなく「ひとつ」

看板を作るときによくある失敗が、たくさんの情報を詰め込んでしまうことです。

商品名、価格、営業時間、電話番号、特徴、キャンペーン情報……。
しかし、歩いている人が看板を見る時間はわずかです。
細かい文字をたくさん並べても、ほとんど読んでもらえません。

まず伝えたいのは、

「何のお店なのか」
「誰におすすめなのか」
「今、何がおすすめなのか」

この中から最も重要なメッセージです。

たとえば飲食店なら、
「秋限定 地元野菜のランチ始めました」

美容室なら、
「髪のパサつきが気になる方へ」

整体院なら、
「デスクワークの肩・腰のお悩みに」

というように、通行客が自分に関係のある情報だと感じられる言葉を大きく見せます。
「商品名」より「お客様のメリット」を伝える

もうひとつ意識したいのが、商品の説明だけで終らせないことです。

たとえば、
「ヘッドスパ 3,500円」
だけでは、そのサービスを探している人にしか響きません。

そこで、
「仕事帰りに頭も気分もすっきり。30分ヘッドスパ」
とすると、「ちょっと疲れているな」と感じている人にも興味を持ってもらえます。

商品やサービスの名前ではなく、
「利用するとどうなるのか」
まで伝えることがポイントです。

飲食店の店頭看板

A型看板は「立ち止まる理由」をつくる

店頭に置くA型看板は、通行客への小さな広告です。
だからこそ、毎日同じ内容を出し続けるのではなく、季節や曜日、
時間帯によって内容を変えてみましょう。

飲食店なら、
「本日のおすすめランチ」
「15時からケーキセット」
「本日10食限定」

美容室なら、
「本日15時からご予約できます」

小売店なら、
「秋物入荷しました」
「今週のおすすめ3点」

など、「今日、この店を見る理由」を作ります。
限定・新商品・季節・本日おすすめなど、「今」に関係する情報は、
足を止めてもらうきっかけになります。

美容室の店頭看板

写真は「何がある店なのか」を一瞬で伝える

店頭POPでは写真も重要です。
特に初めてのお客様にとって、写真は文字より早く情報を伝えてくれます。

飲食店なら、おすすめ料理。
美容室なら、ヘアスタイル。
整体院なら、清潔な施術スペース。
小売店なら、おすすめ商品。

写真を見ただけで、
「ここではこんな商品・サービスが受けられる」
と分かる状態を目指します。

ただし、写真を何枚も並べすぎる必要はありません。
一番見せたい写真を大きく1枚。
これだけでも十分に伝わります。

整体店の店頭看板

業種別・店頭POPの作り方

●飲食店

料理写真を大きく見せ、価格とおすすめ理由を短く伝えます。

「秋限定 きのこと地元野菜のパスタ」
「1日10食限定 980円」

店内に入らなくても、何が食べられて、いくらなのかが分かることが安心感につながります。

●美容室

メニュー名だけでなく、お客様の悩みから伝えてみましょう。

「最近、髪のまとまりが悪いと感じていませんか?」
「秋の乾燥対策トリートメント」

というようにすると、自分に関係のあるサービスとして認識してもらいやすくなります。

●整体院

初めての人が感じる「どんな施術をするのだろう」という不安を減らすことが大切です。

「肩・腰のお悩み、ご相談ください」
「初めての方にも分かりやすくご説明します」

店内や施術スペースの写真を添えるのもよいでしょう。

●小売店

おすすめ商品や季節商品を店頭で紹介します。

「秋のお出かけにおすすめ」
「今週入荷した新商品」
「スタッフおすすめBEST3」

など、店内をちょっと見てみたくなる理由を作ります。

小売店の店頭看板

店頭販促は「店の前から接客が始まっている」

店頭POPや看板を考えるときに大切なのは、
「看板も接客のひとつ」と考えることです。

お客様が店内に入ってから接客が始まるのではありません。

お店を見つける。
看板を見る。
商品に興味を持つ。
入口を見る。
そして入店する。

この時点ですでに、お客様とのコミュニケーションは始まっています。

だからこそ、看板にも、

「いらっしゃいませ」
「こんなものをご用意しています」
「あなたにおすすめですよ」

という気持ちを込めてみましょう。

店頭POPを作る「5つのチェックポイント」

完成したPOPや看板を、次の5項目で確認してみてください。

・3~5メートル離れても一番伝えたい言葉が読めるか
・何のお店なのか、何を売っているのか分かるか
・お客様にとってのメリットが伝わっているか
・写真や文字を詰め込みすぎていないか
・「ちょっと入ってみよう」と思える理由があるか

できれば店内からではなく、実際に道路の反対側や通行客の目線から
確認することをおすすめします。

作った本人には分かりやすくても、初めて見る人には
伝わっていないことがあるからです。

看板政策のチェックポイント

今日からできる「5分実践」

まず、お客様になったつもりで自分のお店の前に立ってみてください。
そして、スマートフォンで店頭の写真を1枚撮ります。

その写真を見ながら、
「この店は誰のための、何のお店なのか、5秒で分かるだろうか?」
と考えてみましょう。

分かりにくければ、まずはA4サイズのPOPを1枚作るところから始めてみてください。

大がかりな看板を作り直す必要はありません。
小さなPOPひとつでも、お店の前を通っている人に「入ってみよう」と
思ってもらえるきっかけを作ることができます。

まとめ|「通行客」を「来店客」に変えよう

新しいお客様を増やすというと、SNS広告やチラシなど、
外部から人を集める方法を考えがちです。

しかし、お店の前にはすでに毎日、見込み客が通っています。

その人たちに、

「ここは自分に関係のあるお店だ」
「ちょっと入ってみたい」

と思ってもらえる店頭を作る。
これも立派な新規集客です。

まずは、今ある店頭POPや看板を「お客様の目線」で見直すところから始めてみましょう。

次回、第4回は「SNS運用でフォロワーを来店客に変える方法」

InstagramやFacebookで投稿しているけれど、なかなか来店につながらない。
そんな悩みを持つお店も少なくありません。

次回は、単にフォロワー数や「いいね」を増やすのではなく、
「このお店に行ってみたい」と思ってもらい、実際の来店につなげるSNSの使い方を、
業種別の事例とともに分かりやすく解説します。

Rypikan



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